メルマガ『ロビイストの国際情勢予報』

第50号「非建設的な金元死刑囚来日」

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  ◆◇◆◇LSJメールマガジン・ロビイストの国際情勢予報◇◆◇◆

               〜第50号〜

             平成22年7月22日

日本におけるロビー先駆者であり国際ロビイストの岸田治子が、今後の世界
情勢を踏まえ、政治・経済そして今後の展開などについてわかりやすく解説
いたします。

活字を情報源とせず、国際社会における実際のプレーヤーとしての実体験を
元とした国内外の情勢解説と予報です。

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<メディア関係者の皆様へ>

 金元死刑囚来日に関し、テレビ・新聞取材のお申込みを頂戴しありがとう
 ございます。しかしながら、拉致問題解決に支障をきたす恐れがあり、取
 材のお申込みは全てお断りさせて頂いております。今回は一歩踏み込みま
 した内容を本メルマガにて開示しますので、それをもって返答とさせて頂
 きます。

   また、本メルマガ内容を引用される場合は、『必ず』事前にご連絡下さい。

。。。。。。。。。。。。。。トピックス 。。。。。。。。。。。。。。

1. メルマガ「非建設的な金元死刑囚来日」
   ・非建設的な金元死刑囚来日
   ・拉致問題解決を阻む家族会
   ・「お気の毒、可哀相。」
   ・拉致問題のビジネス化
2. LSJ治統ロビー事務所設立のお報せ
3. 講座終了のお報せ
4. ブログのご案内
5. 求人のお報せ

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     ◇◆◇◆ 「非建設的な金元死刑囚来日」 ◆◇◆◇

◇ 非建設的な金元死刑囚来日
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あたかも国賓扱いの金元死刑囚の来日に、チャーター機、警備費、その他の
諸経費に、一体幾らの国費が費やされているのか――。何億円規模であるこ
とは間違いないが、数十億円に達していないことを願う。

世界第二位の裕福な国、日本において、飢えや貧困で亡くなる老若男女は増
えている。不必要な金氏来日にかかる費用で、一体どれだけの人名が救われ
たことだろう……。

金元死刑囚からの情報収集はほぼ終わっており、その来日は拉致問題解決に
何ら繋がらない。今回の件は、鳩山政権時代からの民主党の点数稼ぎに過ぎ
ない。

中井拉致問題担当相兼国家公安委員長は、金氏の来日を拉致問題の「解明」
へ繋がるものであると報道陣に語っているが、拉致問題の「解決」にも繋が
らず、かつ決定的な解明にも繋がらない同氏の来日は、あまり意味がないも
のである。スケジュールも、歓迎夕食会やら何やらで、今回のハイライトと
言われる横田夫妻との面会についても、大きな情報はないであろう。それに
わざわざ巨額の国費を無駄にせずとも、横田夫妻が韓国へ行って聞けば良い
のだ。来日しても、決定的な情報は、絶対に口を割らないだろう。北朝鮮政
府が崩壊しないかぎり、金元死刑囚は絶対に口を割らない情報だ。

本日は横田夫妻が金氏と面会するとのニュースがずっと流れているが、横田
夫妻の顔を見、横田夫人の人相が随分と変わった事に少々驚いた。残念なが
ら、良い方向への変化ではない。
◇ 拉致問題解決を阻む家族会
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拉致被害者である横田めぐみさんのご両親による、「幻」に終わった「イス
ラエル訪問」から、一年と二ヶ月以上が経った。この一年間、あえて沈黙を
守って来たが、金元死刑囚来日を受け、事の次第を徐々に公にする決意をし
た。

拉致被害者家族への苦言はメディアではタブーだそうだが、私はあえて、彼
らの一部へ言いたい。

 「いい加減に、拉致問題をビジネスにするのは止めよ」
 「拉致問題解決の妨害は止めよ」

結論から申し上げると、拉致問題の突破口という大チャンスを折角作ったに
も関わらず、そのチャンスを自らの手で圧し折ったのは、横田夫妻である。
「(拉致問題を)解決したくないのですか?」「めぐみさんに会いたくない
のですか?」「めぐみさんは、生きているのですよ」切実な私の問いかけに
対し、

 『めぐみに会えなくても、仕方がない。』

横田夫人は、そうはっきりと私に言われた。

昨年4月のことだ。

◇ 「お気の毒、可哀相。」
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拉致被害者家族をそのように思われる国民は大多数であろう。私もその一人
であった。

突破口の見出せない、拉致問題の解決。横田ご夫妻へは、一昨年の秋からち
ょうど一年前までの約半年間、助っ人をした。ロビイストの立場から、解決
の可能性を見出せたからだ。そして、影日向となり、国内外でのロビー戦略
を用い、短期間にかなり手ごたえをつかんだ。

ただ、拉致問題は、日本政府内に巣食う「拉致問題を解決されては困ります
派」、北朝鮮、アメリカの思惑、中国やロシアの思惑などが結構複雑に絡み
合っていた。そこで、何か大きな突破口が解決には不可欠であった。そこで
手を差し伸べてくれたのは、それだけの実力を持つイスラエルであった。

アメリカも多くの国も、口では同情の念を表しても、いざ解決への具体的な
助っ人などは絶対にしてくれない。アメリカにおいては、現段階では、拉致
問題を解決する気はないと断言する。今は、解決されてはアメリカが困るの
だ。だから、パフォーマンスはしても、日本政府は動けないし、動かない。

駐日イスラエル大使閣下ご尽力の下、水面下にて、国家元首との面会を含め、
横田ご夫妻のイスラエル訪問の段取りがほぼ全て終わった頃、突然、イスラ
エル行きを横田夫妻はドタキャンした。
「30年間も苦しまれたのですよ、解決したくないのですか?」「イスラエル
へ行き、失うものは何もありませんよ。」という私の切実な問いに対し、
『解決出来なくても仕方がない』という発言より100倍酷い発言をを私は
直接、めぐみさんのお母様より耳にした。流石に、書けないが……。

 『めぐみに会えなくても、仕方がない。』

今でも、横田夫人とのその遣り取りは忘れられない。耳を疑ったものだ。め
ぐみさんが、とてもお気の毒だ。

拉致被害者救出の為、日の出を見ずに命を落とした日本人は何名もいる。彼
らの死は、無駄であったのだろうか?ただの犬死であったのだろうか?

私の提案する解決案は、正攻法である。イスラエルとは、ギブ・アンド・テ
イクである。イスラエル訪問をし、失うものは何もない。怪しい団体との会
合ではなく、正式なイスラエル政府の招待だ。

横田夫妻はイスラエル訪問をドタキャンし、その代わりに、家族会代表らが
アポなしで渡米、オバマ大統領とのアポイントメントを申請した。しかし、
結局会う事叶わずに帰国する。

「オバマ大統領と会っても、何も解決しません。」
そう、事前に横田夫妻へは伝えてあったが、結局、家族会は大統領と会うこ
とも出来なかった訳である。

ちなみに、この無駄な渡航費用一切は、何処から出ているのであろう?政府、
そして、市民からの寄付金である。それこそ、税金と市民の善意の無駄遣い
だ。(ご参考まで、私は100%ボランティアでの助っ人だ。反対に、ある
程度の額を会社の社会貢献プロジェクトの一環として使用した)

横田ご夫妻の知名度は非常に高く、売名行為にて近づく人、組織、政治家も
多いそうだ。その理由もあり、私は自分の名前を一切に表に出さなかった。

解決には程遠い、解決に向けた「パフォーマンス」は誰でも出来る。しかし、
私は自分のロビイストとしての誇りにかけ、関わるからには絶対に解決をす
るという覚悟にて、横田夫妻の助っ人を開始した。

私は拉致問題解決に命をかける程の覚悟はないが、身の危険を覚悟の上、関
わりを決断した。そして、解決へ向け大手をかけるチャンスを得た。しかし、
被害当事者らが自らそのチャンスを放棄したのだ。

イスラエル訪問放棄は、夫妻の決断というよりも、圧力だ。解決されては困
る方々が、意外にも、当事者や身近な関係者にいるらしい。しかし、解決へ
の決意は、圧力に負ける程度のものであったのだろう。

そして、横田夫妻のイスラエル訪問ドタキャンにより、特に駐日イスラエル
大使閣下と私達による後始末は、非常に労力を要した。

◇ 拉致問題のビジネス化
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詳細を述べると本一冊の内容となり、またあまりにも詳細を書きすぎると拉
致問題の真の「解決」に支障をきたすので残念ながらこの場にて詳細は書け
ないが、拉致問題解決への千載一遇のチャンスを失った事は間違いない。

「私達は忘れない」「一刻も早い拉致問題の解決を」

拉致被害者家族は、様々な場にて、国民へそう語りかけている。だが、一体
何の三文芝居だろう? 現場事情を知った今となっては、彼らのそのような
言葉を聴くと、正直、胸糞が悪い思いをする。家族会の内部問題や資金管理
の不透明性は、メディア内では有名だそうである。だが、家族会の批判は、
タブーなのだそうだ。

最初は純粋に家族を救いたい、という思いも、時の流れと豊富な資金によっ
て変貌し、今では可愛そうな犠牲者を演じ続け、社会的な注意と同情を引き
続けなくてはならない烏合の衆へと落ちてしまったようだ。

家族会を脱退したくても、怖くて出来ない被害者家族もいるそうだ。

家族会が原点に戻り、中途半端な私欲を満たす為の政治活動組織としての悪
用を止め、純粋な救出活動団体へと生まれ変わらない限り、拉致問題解決に
おける一番の「癌」は、家族会そのものである。

最低限、市民の善意を悪用するのは、止めてもらいたい。皮肉な結果である
が、拉致問題解決は、家族会らに託してはならない。

外国政府に拉致されるなど、国家の主権が侵されるどんでもない出来事だ。
拉致被害者家族、家族会の手を離れ、我々日本人全体の問題、日本国家とし
ての問題としなければならない。

横田夫妻を通しての拉致問題解決は残念ながら成功しなかったが、拉致被害
家族から離れ、この問題に今後も私は関わるであろう。永年この問題に関わ
り詳しくても、知っていることと解決出来ることは、全くの別時点の話であ
る。

タイミングを見計らい、拉致問題解決を実現したいと思う。

「(安全面にて)気をつけて」を言って下さる方々も多いが、その程度の妨
害で負けるのならば、所詮、私の器は大したことはないのであろう。拉致問
題は、日本では大問題扱いであるが、更に困難な問題に日本は直面している。
決して、解決不可能な問題ではない。問題は、何を持って解決と見なすかで
ある。

めぐみさんを含め、拉致被害者の多くは、今の日本への帰国を望まない可能
性も高いと思われる。

幻のイスラエル訪問は残念であったが、私の頭にある拉致問題解決戦略には、
大きな変更はない。

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          ◆◇新事務所開設のお報せ ◆◇

ロビー業務のパワーアップに伴い、また株式制度に束縛されない形での業務
提供の為、この春、「LSJ治統(ちとう)ロビー事務所」を開設致しました。

従来のロビー業務を超え、世界における制度革命を目的の一つとしております。
ホームページはまだ開設しておりませんが、開設の折は、ご案内申し上げます。

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        ◇◆◇◆ 講座終了のお報せ ◆◇◆◇

永らくご好評を頂きました「ロビー1日講座〜ロビイストの国際情勢予報〜」
ですが、先月をもって、講師のスケジュール上、一旦終了とさせて頂きまし
た。

特にこの春から受講希望者数がお蔭様にて増加の一途を辿っておりましたが、
講師である岸田の理念や目標を理解、共有して下さる受講者選定が難航し、
多くの受講希望者の皆様へ受講をお断りするという心苦しい判断を下すこと
が続いている状態でございました。

また、講師が多忙を極め、本講座は一旦終了とする決断を下しました次第です。

最後に、初回から継続してご出席下さいました皆様へは、特に感謝申し上げ
ますと同時に、講座を続行出来ずに、心よりお詫びを申し上げます。

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      ======== ブログ開設のご案内 ========

「ロビイストの閑話 〜きまぐれ『ぼやき』ブログ〜」を今年の4月に開設
しました。

タイトル通り、気まぐれな更新となりますが、宜しければご訪問下さい。
* 内容は、メルマガよりもくだけた内容となっています。

http://blogs.yahoo.co.jp/lsjlobby

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         ◆◇◇◆ 求人のお報せ ◆◇◇◆

LSJ治統ロビー事務所では、下記所員を募集しております。

 ■ 運転手 (兼 助手。運転手のみでも可能)1〜2名
 ■ 事務員 数名

応募資格 : 学歴、語学力は問わず。ビジネス常識と向上心があり、
     精神力のある礼儀正しい優秀な方。
応募方法 : メールにて履歴書と応募動機をお送り下さい。

*  学歴は重視しませんが、「かなり有能な人材」のみを求めています。
** 最初の3ヶ月間は、試用期間となります。

info@lsjlobby.com

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◆◇ ご案内 ◇◆

LSJ代表である岸田の著書、『ロビイストからの警告―アメリカの野望の
中の日本』が一昨年4月、集英社より刊行されました。ご興味がおありの方は、
是非ご一読いただければ幸いです。
全国の書店、または、下記サイトよりご購入いただけます。

◎アマゾン: http://www.amazon.co.jp/

◎セブンアンドワイ: http://www.7andy.jp/books/detail?accd=32060101

◎全国書店ネットワーク e-hon:http://www.e-hon.ne.jp/

◎bk1:http://www.bk1.jp/

◎その他: http://www.honyalink.net/hyoka.html

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◆◇ お問い合わせ ◇◆

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        発行:LSJ治統ロビー事務所

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     いは、 LSJによる文書であることを明記願います。

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