●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●   ◆◇◆◇LSJメールマガジン・ロビイストの国際情勢予報◇◆◇◆                〜第39号〜              平成21年1月28日 日本におけるロビー先駆者であり国際ロビイストの岸田治子が、今後の世界 情勢を踏まえ、政治・経済そして今後の展開などについてわかりやすく解説 いたします。 活字を情報源とせず、国際社会における実際のプレーヤーとしての実体験を 元とした国内外の情勢解説と予報です。     ※お知らせ:株式会社LSJロビーコーポレーションは今後、      代表岸田が非営利活動に専念する為、また資本主義及び株      式会社のあり方に多大なる疑問を抱く為、去年12月にて      解散致しました。今後、目標を新たに更に高く設け始動      致しますので、宜しくお願い申し上げます。 ※Yahoo!メルマガは、2010年4月20日に終了します。 本メールマガジンは以  下のメルマガ配信サイトでも配信していますので、お手数ですが、ご登録  お願い申し上げます。 メルマ!:  http://www.melma.com/backnumber_175296/ まぐまぐ!: http://www.mag2.com/m/0000267117.html めろんぱん: http://www.melonpan.net/mag.php?011795 。。。。。。。。。。。。。。トピックス 。。。。。。。。。。。。。。 1. メルマガ    ・“戦争大統領”と“影の大統領” 2. LSJ講座のご案内    ・ロビイスト養成プログラム    ・第13回ロビー1日講座「ロビイストによる国際情勢予報」2/20(土)     「民主党と日本神話の終焉」 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●       ◆◇◆◇“戦争大統領”と“影の大統領”◇◆◇◆ 日本では鳩山政権の支持率が急降下。アメリカでは、国民からの不満と直面 し、鳩山総理以上の不安に苛まれている大統領がいる。 あまりにもナイーブなオバマ大統領の表情と発言に、最近では憐憫の情を禁 じえない。暗殺の危険性や政治生命云々の前に、まず、精神的に大丈夫であ るのか心配してしまう。 一昨年前の大統領選挙時、「オバマ氏の当選は本来ならば有り得ない。また、 クリントン氏が本来ならば当選するだろう。」そう、私は断言した。確かに、 本来ならばそうなっているべきであった。また、私はクリントン氏の可能性 を評価している。 アメリカというヨーロッパの血と思想を受け継いだ国は、WASP(「ワスプ」。 アングロサクソン系アメリカ人)以外には拒否反応や差別を顕にし、ワスプ 以外の大統領は水面下にてその差別に苦しんだのはまだ最近の出来事である。 そのアメリカは、白人以外、また片親が外国人の大統領を受け入れるところ まで、まだ熟していない。アメリカの真の実力者達が白人以外の傀儡大統領 を歴史上初誕生させるということは、すなわち、アメリカの歴史上初となる 凄まじい出来事を起こそうということと直結する。本来ありえない事は起こ る。それは、ようく知っているつもりであったが、世界を水面下にて動かし ている彼らは、私の想像以上にどうも残酷だったようである。 世界中から熱狂的に迎え入れられたオバマ大統領の誕生であるが、期待が大 きかった分失望は倍増し、今後はオバマ叩きが急速に加速するであろう。オ バマ氏にはない非まで、人種への偏見と会い交じり合って同調し、憎悪の対 象となることだろう。今まで何度か本メルマがにてこのような事態になるこ とを再三指摘しているが、分かりきった事であった。 昨年初秋、本メルマガにても指摘したが、オバマ大統領は未来の歴史書にて 「戦争大統領」と記載されていることであろう。 映画「華氏911」の監督として著名なマイケルムーア氏が、昨年12月初旬、 オバマ大統領のアフガン増派決定を受け、自身のホームページに大統領を “War President(戦争大統領)”と呼称した。先のノーベル平和賞受賞スピ ーチでも、「平和」ではなく「戦争」という言葉を連呼したことが注目を集 めた。そのスピーチにて、大統領は「今、アメリカは戦争下にある」と発言 した。ニュースにならない水面下では事実であろうが、まだ一般市民が感受 出来るレベルでの戦争状態ではない。口の軽い大統領だ。 アフガン増派は、イラン包囲網が目的である。 アルカイーダ云々、タリバーン云々、とても分かり易い悪者を演じてくれ、 欧米諸国がヒーロー?を演じられ、大義名分が立つありがたい存在である。 もっとも、その資金源や存在の背景には、西側諸国(非イスラム)の存在が あるのは間違いない。 「Obama's War」。アメリカでは、アフガン戦闘はそう呼ばれているそうだ が、前政権があれだけきな臭かったにも関わらず、「Bush's War」という言 葉は出現しなかった。 本来絶対に大統領になれるはずのなかった、アングロサクソンでも見かけが 白人でもないオバマ氏が大統領になれたのは、いつも言っているが、アメリ カの歴史上汚点となる出来事を黒人大統領へ、その汚名を着せたいからだ。 誰がオバマ氏へ汚名をきせようとしているのかは、過去のメルマガを参照願 いたい。背後から大統領を操り、世論のバッシングは大統領が受けてくれる。 安全圏にて大統領を動かし、大統領が用済みとなれば、ポイ捨てだ。何とも、 都合が良い。 ワシントンにて基盤を持たない大統領の足元は、既にホワイトハウス内でも 揺らぎ始めている。大統領を操っている存在は、オバマ大統領にワシントン での基盤を与える気はないらしい。今後、アメリカはホワイトハウスでの実 権は、“影の大統領”、クリントン国務長官へ更に移行するであろう。傀儡 の役割を分かってはいながら、今そのジレンマに苦しみ、精神不安定に陥っ ているオバマ大統領と比べ、命を狙われ、自身は傷つきながらも不死鳥の如 く甦ったクリントン氏は大物である。両者は、あまりにも器が違いすぎる。 昨年夏の事故?から甦ったクリントン氏は、以前より精神も強固であり、威 厳も増した。 今後、日本の対米外交政策は、クリントン氏にある程度焦点を絞ることを助 言する。 今月起こったハイチ大地震後、クリントン国務長官のハイチ入りは迅速であ った。他の予定をキャンセルなどかなりの調整をし、現地入りしたものと思 われる。アメリカの国務長官がハイチ入りをしなくても、誰も非難しない。 アメリカの魂胆を疑う声もあるかもしれないが、私はクリントン氏の行動を 高く評価したい。 アメリカの真の権力層も、一枚岩ではない。ハイチへアメリカは一万二千の 兵を送り、中南米諸国支配の拠点としようとしている、との懸念の声もある ようである。しかし、クリントン氏はこの派兵には難色を示したと思われる。 ハイチへの電撃訪問は、純粋に人道的な目的であると感じる。 話は変わるが、「オバマジョリティーへ物申す」と、広島・長崎市長へお伝 えしたい。 「核なき世界を実現しても、戦争はしては良いのか?」 オバマジョリティーを未だに後押ししている広島・長崎両市へ、そう問いた い。戦争を今後推し進めるオバマ大統領を被爆地の広島・長崎市が後押しす る。何とも、皮肉な光景だ。 今後、世界には未曾有の出来事が待っており、悪の根源の一つはアメリカで あるかもしれない。しかし、先程書いたように、アメリカも一枚岩ではない。 また、アメリカも全てが悪なわけではない。大国アメリカが少しでも明るい 未来へ歩めるよう、クリントン氏に期待したい。 クリントン氏とは役目が違い、日本の再建を果たせる人ではないが、私は田 中真紀子氏に少々注目している。近い将来、脱皮し成長した田中氏が怖い含 み笑いを伴って表舞台に出るかもしれない。 その時を田中氏は待っていることであろう。田中氏とクリントン氏の一騎打 ちが楽しみだ。 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ◇◆ロビー1日講座「ロビイストによる国際情勢予報」2/20(土)   第13回「民主党と日本神話の終焉」 昨年9月、歴史的であるとの呼び声高い民主党政権が誕生したが、今、終焉 を迎えつつある。同時平行し、国際社会における日本の地位と競争力も急速 に低下し、世界に高く評価される「日本製」(製品と技術力の高さ)と「日 本の安全」を讃美する「日本神話」も静かに崩壊・消滅しつつある。今後の 国際情報と合わせ、民主党、及び国際社会における今後の日本の有り方につ いて解り易く説明します。  ※尚、今週1月30日(土)開催の第12回「ロビー1日講座〜自衛隊と防衛力〜」   はお申込を締め切らせて頂きました。 開催日時:平成22年2月20日(土)  講座 - 10:00〜15:00(昼時間12:00〜13:00) 懇親会 - 15:00〜16:00 場  所:東京都千代田区 受 講 料:一般17,000円(税込)      学生12,000円(税込)      ※懇親会費も含みます。 本講座は少数制ですので、自由にご発言頂けます。 また、活字にできないオフレコの話なども盛り込みます。 オフレコ部分は機密をお守り頂けますよう、お願い申し上げます。 講義終了後、簡単な懇親会が御座います。 お申込みは seminar@leadershipjapan.com まで、もしくは 下記のリンクよりお願い致します。   ※初回参加希望の方は、受講志望動機と、    簡単なプロフィールをお送り下さい。    追って、ご連絡致します。 http://www.leadershipjapan.com/lsj/lobby_oneday1.html ◇◆ロビイスト養成プログラム   詳細は、以下のサイトにてご確認願います。 http://www.leadershipjapan.com/lsj/category113.html ◆◇ご案内◇◆ LSJ代表である岸田の著書、『ロビイストからの警告―アメリカの野望の 中の日本』が一昨年4月、集英社より刊行されました。ご興味がおありの方は、 是非ご一読いただければ幸いです。 全国の書店、または、下記サイトよりご購入いただけます。 ◎アマゾン: http://www.amazon.co.jp/ ◎セブンアンドワイ: http://www.7andy.jp/books/detail?accd=32060101 ◎全国書店ネットワーク e-hon:http://www.e-hon.ne.jp/ ◎bk1:http://www.bk1.jp/ ◎その他: http://www.honyalink.net/hyoka.html ◆◇お問い合わせ◇◆ ◆メールマガジン登録情報の変更・配信停止はこちらから メルマ! :http://www.melma.com/backnumber_175296/ まぐまぐ :http://www.mag2.com/m/0000267117.html めろんぱん:http://www.melonpan.net/mag.php?011795 ◇当コラムへのご意見・ご感想・お問い合わせはこちらへお寄せ下さい。 info@lsjlobby.com ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●         発行:LSJグループ            リーダーシップJAPAN             http://www.leadershipjapan.com            Copyright(C)LSJグループ     ※無断転載を禁ず。 転載、引用の際は、LSJメールマガジン      「ロビイストの国際情勢予報」より引用している旨、ある      いは、 LSJグループによる文書であることを明記願います。 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●